第二回「居場所を失った人への緊急活動応援助成」事業完了報告

ウィメンズネット・こうべは、社会福祉法人 中央共同募金会様の「新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」第二回 「居場所を失った人への緊急活動応援助成」のご支援の下、シェルター事業の拡充を行いました。

寄付者の皆様の支えのもと、ドメスティック・バイオレンス被害者とその子どもたちへの支援を行うことができました。 ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。

支援実績 

本助成でのご支援の下、ウィメンズネット・こうべでは、新たに戸建てシェルターを開設し、支援スタッフの新規雇用を行いました。既存のシェルターと異なり、ペット可のシェルターとして、これまでの支援では受け入れることが難しかった方にシェルターを利用していただくことが可能になりました。 

支援人数: 7世帯20名(大人7名、子ども:13名、ペット:チワワ・うさぎ等) 
滞在日数: 延べ 280日  

利用者さんの声 
・「ここに辿り着かなかったら、死んでいたかも知れない」 
・「いつもホテルに逃げていたが、支援者もいないなかで、とんでもないことをしたという後悔で、自宅に戻っていた。今回はシェルターに来たことで、複数のスタッフからあなたの選択は間違っていないと声をかけられ留まることができた」 

利用者さんたちは、シェルターに滞在しているうちに、スタッフと一緒に、新たな住居の契約や再出発への手続きを整えたり、心身を休めるなど、ご自身のペースでの生活を送りました。心身の回復に合わせて、支援スタッフと一緒に新しい場所での生活の準備を行うことができたため、新しい場所での生活への精神的負担を軽減し、次の居場所への円滑なステップアップを行うことができました。

ウィメンズネット・こうべでは、今後ともドメスティック・バイオレンス被害者やその子どもたちへの支援の継続と広がりを目指し、日々尽力してまいります。引き続き、温かい応援をお願いいたします。