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●目的
1、これまでの災害を女性の視点から検証し、防災・復興施策に関する提言を行なう。
2、「災害と女性」について情報交換を行ない、官民を問わず、緩やかなネットワークを構築する
3、防災・復興計画の策定における女性の参画をすすめる

●開設の経緯
 ウィメンズネット・こうべは1992年に男女共同参画社会の実現と女性の人権を守ることを目的として設立された民間団体である。震災の前年の1994年4月に、女性たちが本音で語り合い元気になれる場として「女たちの家」を開設した。半年を過ぎたころから、長年夫の暴力(DV)に苦しむ女性たちの声が届けられるようになっていた。何かしなくては・・・そんな矢先に阪神淡路大震災に遭遇し、「女たちの家」も周辺が遥壁ごと崩れるという被害にあった。
 震災直後に「女性支援ネットワーク」をたちあげて、物資の配布、「女性のための電話相談」「被災女性支援セミナー」などを行なった。「女性のための電話相談」に多くのDV相談があったことが印象に残っている。震災直後の女性たちの生の声を記録しておこうと手記を募集し「女たちが語る阪神大震災」として翌年出版した。
 阪神・淡路大震災から10年たち、その間さまざまな検証がおこなわれた。しかし、女性の視点からの災害の検証は非常に少なかった。避難所の生活は女性に対する配慮がほとんどなく、さまざまな問題が発生した。そのことは中越地震でも同様であったことを知り、女性の視点からの検証を行ない、声をあげるべきだと強く思った。
 2006年11月13日に阪神淡路大震災10周年記念事業として<防災フォーラム「災害と女性」〜防災・復興に女性の視点を> 神戸で開催した。パネリストも全員女性であり、これまで問題にされることの少なかった「被災地における女性の人権」をテーマに語り合った。全国各地から120名もの参加があった。
 このHPはそのフォーラムがきっかけとなってできたものである。参加者から、このような情報をより多くの女性たちや地元の自治体職員にも伝えたいという感想が寄せられた。各地で女性の視点からの防災に関する取り組みも始まりつつある。
 このHPを通してさまざまな情報交換がなされ、一人でも多くの人に役立つことを願っている。
                
ウィメンズネット・こうべ  2007年1月
   
       
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