第六回「居場所を失った人への緊急活動応援助成」事業完了報告

ウィメンズネット・こうべは、社会福祉法人 中央共同募金会様の「新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」第六回 「居場所を失った人への緊急活動応援助成」のご支援の下、ステップハウス事業を実施いたしました。

寄付者の皆様の支えのもと、ドメスティック・バイオレンスや虐待の被害者とその子どもたちへの支援を行うことができました。 ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。

支援実績 

本助成でのご支援の下、ウィメンズネット・こうべでは、DV被害や虐待から逃れたい女性やその子どもたちや単身女性のうち、すぐの住宅設定が難しい方に対して、心身共に生活が安定するまで滞在できる、家具家電が整備された支援付住宅(ステップハウス)の提供を行いました。ステップハウスは、半年~最長1年間の滞在を前提とし、本人や同伴家族が希望する場合には、通勤や通学など、通常の住宅と同様の生活を行いながら、自立に向けた支援を受けながら生活を行う住宅です。


支援人数: 5世帯6名(大人5名、子ども1名) 
滞在日数: 延べ 1605日  

ステップハウス入居時には、DVや虐待経験から自己決定権が難しく不安定な状態であったり、就労していない状態であった利用者の方が、入居後継続的なスタッフの見守りと支援、生活サポートを通じて、当団体の別事業である居場所事業に参加できるようになり仲間が作れたり、就労が決まったり、と、自分自身で行動し自分自身で決定を行えるようになりました。そして、”第二の人生、これからの人生”を描けるようになり、明るく次の段階へと進むことができました。

ウィメンズネット・こうべでは、今後ともドメスティック・バイオレンス被害者やその子どもたちへの支援の継続と広がりを目指し、日々尽力してまいります。引き続き、温かい応援をお願いいたします。