第四回「居場所を失った人への緊急活動応援助成」事業完了報告

ウィメンズネット・こうべは、社会福祉法人 中央共同募金会様の「新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」第四回 「居場所を失った人への緊急活動応援助成」のご支援の下、ステップハウス事業の拡充を行いました。

寄付者の皆様の支えのもと、ドメスティック・バイオレンスや虐待の被害者とその子どもたちへの支援を行うことができました。 ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。

支援実績 

本助成でのご支援の下、ウィメンズネット・こうべでは、DV被害や虐待から逃れたい女性やその子どもたちや単身女性のうち、すぐの住宅設定が難しい方に対して、心身共に生活が安定するまで滞在できる支援付住宅(ステップハウス)の提供を行いました。ステップハウスは、半年~最長1年間の滞在を前提とし、本人や同伴家族が希望する場合には、通勤や通学など、通常の住宅と同様の生活を行いながら、自立に向けた支援を受けながら生活を行う住宅です。


支援人数: 5世帯9名(大人5名、子ども4名) 
滞在日数: 延べ 2054日  

利用者さんたちは、ステップハウス滞在中、就労や就学を継続させながら、定期的な訪問や食糧支援、同行支援などの支援を受けつつ、自立に向けて心身を休ませるとともに、ステップアップのための準備を行いました。滞在前は、DVや虐待の影響で自分自身で決定したり行動することに対して消極的だった方々が、安心安全な環境の中で、自分自身で次のステップを決定し、新たな生活スタイルを確立させながら、定着して生活を再建することができるようになりました。

ウィメンズネット・こうべでは、今後ともドメスティック・バイオレンス被害者やその子どもたちへの支援の継続と広がりを目指し、日々尽力してまいります。引き続き、温かい応援をお願いいたします。